■第三十八回 志望企業、次の弾を補充せよ!(Vol.5) | ■就職活動塾 対等に戦うためのホンネの「良い就職活動」講座■

■第三十八回 志望企業、次の弾を補充せよ!(Vol.5)

というわけで長々と続けてきたこのシリーズ、いよいよ最終回です!


■これからの企業探し(総括編)
ここまで振り返ってきたように、GWというのは、ここまでの活動に一段落つけて新しく志望企業を補充する絶好のタイミングです。
この期間中にここまでの就職活動を振り返って、そのパターンをふまえつつ、それぞれにあった「企業探し」を推奨してきました。


「なんとなくわかった」人もいるでしょうし、「なんだかよくわからない」人もいるでしょう。
でも、どちらの状況だったとしても、あらためて全員に伝えたいのは「無闇に焦らないこと」です。


「焦り」は効果的に働くこともありますが、多くの場合マイナスに働いたりします。
焦りが生まれることによって、自分の視野もせまくなり、人の意見が気になりだし、「自分らしさ」はすっかりどこかに行ってしまいます。


とりあえずどこでもいいから内定が欲しくて、精神的に追いつめられているような人を採用する側は採ると思いますか?
まるで、「とりあえず結婚相手見つけなきゃ!」と言って髪振り乱してガツガツと相手を捜すようなものです。そんな人とはあまり恋愛したくないですよね?


無闇に焦る必要はないのです。


■大企業志向から抜けよう
これまた共通して言えることなのですが、「大企業志向」の人は、そこからはそろそろそこから抜けましょう。
ハッキリ言って、大企業志向には何の意味もありません。
この事についてはまた改めてふれたいと思うのですが、少なくとも今の段階では「大企業以外」も受けることを心がけましょう。


なぜ今、大企業以外に目を向けなければならないのかは今週のどこかでお伝えしたいと思います。


■まだまだ企業は山ほどある
数年前の事ですが、なんだか多くの学生さんが、5月以降は「企業探し」をするようなタイミングではない、と思っている事に驚きました。
「ここから出てくる企業なんてショボイところだし・・・」「一通り行きたいところは4月までに見ちゃったし・・・」「採用が終わるところも多いんじゃないの?」なんて言う意見が多かったのを覚えています。


ズバリ、そんなことはありません。


どの就職サイトも、例年5月以降500社~1000社近く新しく企業を掲載したりします。その中には、やむを得ない事情で採用広報していなかったところが掲載したり、新たに「やっぱり採用しよう」と決断した企業が掲載されたりします。

去年だったと思いますが、マイクロソフト社が新卒を募集し始めたのは夏くらいでした。


このシリーズの冒頭でもお伝えしましたが、すでに採用活動を進めている企業だって「次の弾」を補充してきます。彼らだって「内定辞退」が怖いのです。

だから、みなさんが思うよりも採用活動を続ける企業は多いのです。


一つ例を出しましょう。
各就職サイトは、10月になると一斉に「掲載企業のクリーニング」というのを行います。
「もう募集していないのに、企業の情報が掲載されたままになっていないか」というのをチェックして、募集が終了した企業の情報は閉じてしまいます。
このチェックは申告制で、申告がなければ「閉じる」というものなので、10月以降掲載されている企業は、基本的に全て「まだ採用をしている」ということになります。


その数が、たとえば一番手のリクナビだと3000社以上あります。

今リクナビに掲載されているのが6000社強なので、半分近くが10月以降も採用を継続する、ということになります。


まだまだ、企業と出会うチャンス、企業を探す余地はたくさんあります。
気持ちの中で「企業探ししてもなぁ」と可能性を否定してしまうと、そこで終わりです。

是非、前向きな気持ちでこのGW中に、「新しい弾を補充する」ことをしてみてください。


では、また明日。