■第三十七回 志望企業、次の弾を補充せよ!(Vol.4) | ■就職活動塾 対等に戦うためのホンネの「良い就職活動」講座■

■第三十七回 志望企業、次の弾を補充せよ!(Vol.4)

いよいよ5月ですね。この1週間がこれからの就職活動に大きな影響を与えます。
息抜きをしながらでもかまいません、完全に就職活動の事を忘れてしまうような事のないようにしましょうね。
さて、今日はいよいよ3パターン目の最後、「空転型」についてお話したいと思います。


■「空転型」についての振り返り
「やらなきゃ、やらなきゃ」と思いつつも、ついつい重い腰が上がらない・・・。
気づくとSPI対策、企業研究、エントリーシート、説明会など山積みになってしまい、さらに気が重くなる。
気がついたら締め切りもすぎてしまい・・・。なんて事が多いのが「空転型」


バイトが忙しい人などに多く、「休むわけにはいかないし・・・」なんて思いながらついついそっちにパワーを使い果たしてしまい、疲れて就職活動に身が入らない事も多いのが特徴です。(サークル、ゼミ、部活なども同様)


気持ちばかりがはやり、「やらなきゃいけない」のはわかっているんだけど、どうしてもきっかけがつかめずに乗り遅れてしまいます。
気づくとまわりの友達は二次面接まで行ってたりして、さらに焦りが加速しまう、これが「空転型」のパターンです。


■「空転型」の問題点
問題点を指摘するまでもなく、空転型は「動かない」のが問題なのですが、実は解決するのは思ったよりも難しいのが実情です。


というのも、「空転」する理由は、人によってそれぞれ千差万別であり、その原因が解決しないとなかなかうまく回りはじめないからです。

「バイトなら辞めればいい」と思うかもしれませんが、当人にとってはそんなに簡単な問題ではありません。一人暮らしの場合など、生活がかかっている場合もありますし。


そう考えると、空転型の問題点は2つある事になります。


1)時間・労力の問題
それぞれの事情で、なかなか就職活動に割く時間がもてないような状況。


2)気力の問題
時間はあったとしても、気力が続かないような状況。


これがバランスよく解決して「動ける」状況を作っていかないと、この後の就職活動にも支障を与え続けてしまいます。


■「空転型」のこれからの企業探し
先の一番目の問題、「時間・労力の問題」については即座に解決するのは難しいかもしれません。しかし、今までよりもほんの少しでいいので、時間・身体を空ける努力をすることは大事です。
ここであきらめてしまうと、この先ずっと時間を確保するのが難しくなってしまいます。


二番目の問題、気力の問題は「一日一日を大事に過ごす」という事につきます。
先々の事や、ペース配分を考えているとそれだけで気が重くなってしまうし、焦りもしてしまいます。
周囲も気にする必要はありません。自分は自分、と思って、今日一日、明日一日を確実に過ごすことを大事にしましょう。


いずれにしても、これからで一番良いのは、実は「数当たる」ということです。
今から前半戦を挽回することは特に考えず、これからというところに集中して、企業探しも「数」を重視、説明会なども「とりあえず埋める」事を重視することをオススメします。


過ぎてしまったことや、周囲の事は気にせずに、自分のペースで、その代わり確実に前に進んでることを実感できるように一日一日、ほんの少しでもいいので就職活動に時間を割いてください。そのうちそれがペースメーカーになります。


そして、たぶん「別に忙しいわけではないんだけど、単純にやる気が出ない」という人もいるでしょう。
そんな人は、このGWが最後のチャンスだと思ってください
今やる気にならないと、この後挽回するのがかなり難しくなってしまいます。
現実的には、夏以降もまだまだ内定を取るチャンスはいくらでもあるのですが、「わかっているんだけど気乗りしない」ならば、今からエンジンをかけておかないと夏だって間に合わなくなります。
「自分の一生を左右するようなポイントの一つ」と心得、自分に厳しくあたってください。


とにかく、「気ばかり焦る」というのは一番無駄が多い状態です。
焦りを無くすためには「行動する」しかありません。


是非、GW中に「数」を打つことを心がけてみてください。


さて、明日は総括編として、これからの企業探しについてふれて、このシリーズを終えたいと思います。
それでは、また明日。