■第三十四回 志望企業、次の弾を補充せよ!(Vol.1) | ■就職活動塾 対等に戦うためのホンネの「良い就職活動」講座■

■第三十四回 志望企業、次の弾を補充せよ!(Vol.1)

さて、4月も終わりが見えてきました。
一昨日のエントリーで、「この時期だからこそ次の弾を補充することが大事」というお話をしましたが、具体的な「弾の補充の仕方」を数回の連載シリーズでお伝えしたいと思います。


今日、明日のエントリーは、まだ内定が取れてない人、納得のいく内定先を得てない人には大事な話になります、是非参考にしてみてくださいね。


■きちんと振り返ることの大事さ
先日も書いたとおり、GWというのは大事な区切りです。
たとえばもし貴方が昨年から就職活動を始めていて、まだ内定がとれていないとすれば、やはり何がしか原因があるものなのです。

年内から就職活動を始めた人も、大なり小なり原因は同じ要素だったりします。


次の志望先企業を探すにしても、同じことをやっていると、決まるものも決まらない可能性だってあります。
なかなか自分の活動は振り返りづらいものですが、ここは冷静に、そして客観的にここまでの就職活動を振り返ってみることが必要なのです。


ただし、これまた先日書いたとおりですが、振り返りを行う中で無闇に落ち込む必要はありません。
もちろん、誰だって振り返りの中で後悔の念に苦しめられたり、不安に駆られるものです。
でも、過ぎたことに落胆するよりも、明日の一歩を考えることのほうが大事!

「頭でわかってても身体が動かない」、そんな貴方は一日就職活動のことを忘れてリフレッシュしてから臨みましょう。

ただし、一日だけですよ!


■ズバリ、あなたの就職活動のタイプは?
さて、なかなか就職活動がうまくいかない原因を考えると、自己PRがうまくいかないとか、エントリーシートで落とされるとか、面接で緊張してしまう、など色々思い浮かぶと思うのですが、それ以前に「志望企業の選び方」に問題がないかどうか、振り返って見ましょう。


なかなか内定のとれない就職活動のタイプには、だいたい3通りのパターンがあります。
一つは「絞込み型」で、もう一つは「拡散型」、最後に「空転型」です。


1)「絞込み型」の特徴
ある特定の業種、業界、職種に強いこだわりを持ち、そこしか受けていない。
たとえば、マスコミ・出版しか受けていないとか、広告代理店しかうけていない、というのがコレにあたります。


多くの場合、1つに絞るのはリスクを感じるのでだいたい2つくらいセットでエントリーしてたりします。マスコミとメーカーとか。
最初は希望の大手数社などにエントリーして、段々中小も含めて視野にいれていく。
一方、「抑え」の業界(先の例ではメーカー)は、、大手を含めた「名前は聞いたことがある」くらいの企業までエントリーするのですが、なかなか本気になれないためいざ説明会になると欠席してしまったり、面接でもうまく志望動機が言えなかったりします。


最初のうちは「なにがなんでも○○業界!そこに行けなかったら就職浪人を覚悟する!」くらいに勢いではじまるのですが、途中で加速度的に不安になってくることが多く見受けられます。


ちょっと極端ですが、だいたいこんなパターンが「絞込み型」です。


2)「拡散型」
「自分にあった企業を見つけるため、いろんな業種、仕事を見なきゃ!」と様々な業界にエントリーします。
もちろん、その中でも「第一志望」みたいな業界はあるのですが、特にそこだけにこだわることなく色々な企業にエントリーし、合同セミナーなどのイベントにも足を運びます。


「面接に行くことも勉強の一つ」と思い、就職活動中での経験を重視する傾向にあります。
真面目な人が多く、説明会などではメモもとったりするのですがなかなか活用されなかったりもします。


「いろいろ見ていくうちに、きっと自分にあった企業がみつかる!」と思いつつも、段々「本当に自分にあった企業はあるんだろうか」「自分のことを必要としている企業はあるんだろうか」などと思い始めます。
一番多いのは「私は何がしたいんだろう?」という事で悩んだりするパターンです。


これまた極端に書きましたが、だいたいこんなパターンが「絞込み型」です。


3)「空転型」
エントリーシートも、説明会への出席も、企業研究も、全て「やらなきゃ」と思いつつも、なかなか重い腰が動かず、気づいてたら締め切りを過ぎてた、なんてことが多いのが「空転型」です。

気持ちばかりがはやり、「やらなきゃいけない」のはわかっているんだけど、どうしてもきっかけがつかめずに乗り遅れてしまいます。
気づくとまわりの友達は二次面接まで行ってたりして、さらに焦りが加速します。


このパターンに多いのは、バイト、サークル、部活(特にバイト)が忙しい人です。バイトで疲れてしまったり、「休むわけにはいかないし」と思ってそっちにパワーを割いてしまい、就職活動を進めるブレーキになってたりします。


「SPI対策」「企業研究」という言葉で気分がどんよりと重くなってしまい、ついつい先延ばしにしてしまう傾向にあります。
途中で自己嫌悪に陥りがちで、それがさらに腰を重くしてどんどんマイナスのスパイラルに陥ってしまうのもこのパターンの特徴です。


とても極端に書きましたが、だいたいこんなパターンが「空転型」です。


■思い当たる節はありますか?
どうでしょう?
ちょっと厳しい書き方をしましたが、上記のを見て心当たりがある人も多いのではないでしょうか。
ここまで極端でなかったとしても、私の経験上だいたいどれかの要素を含んでいることが多いです。

そして、それぞれのパターンによって、この後の動き方は気をつけるべきポイントが異なるのです。「処方箋が違う」という感じです。


明日以降、順番にそれぞれの問題点、そして具体的にどうしていけばよいのか、ということを書いていきたいと思います。
私もリキ入れて書きますので、是非見てくださいね!


では、また明日!