■第三十二回 「持ち駒がなくなってきた」キミに。 | ■就職活動塾 対等に戦うためのホンネの「良い就職活動」講座■

■第三十二回 「持ち駒がなくなってきた」キミに。

さて、4月も最後の週になりました。
そろそろ面接が山場を迎えている人や、もう内定をもらって就職活動を終えようとしている人もいるでしょう。

でも、今日はなかなか面接も進まなくて、「段々持ち駒も減ってきた!」という貴方に送りたいと思います。


逆に今週は内定辞退とか、内定した会社に行くべきか迷っている人に対してもエントリーしようと思いますので、それは後日チェックしていただければ。


■やばい、持ち駒がない!
さて、段々と面接が進むに連れ、合否がはっきりしてくる頃だと思います。
順調に進んでいるものばかりなら良いのですが、きっと落ちてしまった会社もたくさんあるでしょう。
そして、ふと振り返ってみると・・・。


「ほかに受けてる会社がない!」すなわち、「持ち駒がない!」という状態になっている人も少なくないと思います。


でも、前にもお話したとおり、就職は縁のものでもあるし、面接で落とされたからといって貴方の人格が否定されているわけではありません。
このタイミングはすっかりやる気をなくして、なんだか自暴自棄になりがちな時期なのですが、それを乗り越えて「次の一手」を打てる人とそうでな人の差が、この後出てくるのです。


この時期は最も精神的に疲れる時期です。それは良くわかっています。
でも、そんな中だからこそ次の一手を打つこと、これが大きくその後を変えてくるのです。


■企業側も今が一段落
ちょっと発想を変えて、この時期の企業を想像してみましょう。
採用計画を練る上で、GWは一つの大きな区切りのタイミングです。


早期から採用を開始していた企業も、倫理憲章の影響で4月から選考を始めた企業も、一旦このタイミングまでに第一弾の内定を出すことに一生懸命です。

だから、企業も今が山場で、その採用状況を見ながら今後の戦略を練りなおすタイミングにはいります。

今現在キープにしている学生に対して、GW明けにどう接するか。そして、第二、第三のアプローチをどうやっていくか。


学生は内定を取り消されることはありませんが、企業は内定辞退を考えなければいけないので、それも計算にいれて「次の学生」をどう集めるかを考え始めます。
だから、順調に採用が進んでいる企業だって、その次の学生エントリーをどう集めるかを考えるタイミングでもあるのです。


もちろん、業界的にスピード勝負で終わってしまうところもあります。
最近秋採用をするところが出てきたとはいえ、TVなんかはその一つですし、パイロット、フライトアテンダントや製薬会社なども早期に決着をつけます。


でも、一般的な企業の多くは「次」を考えているのです。


■補充するなら今
ということは、学生も「次の弾」を補充するなら今、ということになります。
企業の次の一手に上手く対応して、その次の波に乗れるかどうか、それが今のタイミングなのです。


もし今、放心状態になってしまい、そのままGWに突入してリフレッシュ、そしてGW明けから再度頑張る、だとその波に乗り遅れてしまいます。

落ちてしまったものは仕方ない、そう割り切って次の企業探しを今のタイミングから始めておくと、GW明けからの次の動きにスムーズに対応できます。


昔は企業側もGWの間は一休み、だったのですが最近は倫理憲章の影響もあってGW中も面接が行われたりするので、GWも何も関係なくなってしまい、「世知辛い時代だなぁ」なんて思ったりします。
が、そんなことを嘆いていても、これまた仕方ありません。


しんどい時期だからこそ、「次の弾」を補充することを意識しましょう。


「そんなこと言ったって、次の弾をどう選んでいいのかわからないよ!行きたいところはみんなエントリーしちゃったし・・・」、そんな貴方には、今週のどこかで「次の弾の補充の仕方」をお話したいと思います。


それでは、また明日。