第二十八回 就職活動に疲れたり、目的が見えなくなってきたら | ■就職活動塾 対等に戦うためのホンネの「良い就職活動」講座■

第二十八回 就職活動に疲れたり、目的が見えなくなってきたら

就活日記~内定への道~を書かれているgo-go-syukatsuさんが、ここしばらく書かれている「就職活動中の仲間へ。」というシリーズが、大変心に刺さったのでご紹介。


是非一度ご覧いただきたいと思うのですが、昨日のエントリーで「就職はゴールでもスタートでもなく区切り」という風に書かれていたのはとても本質を捉えている、と思いました。

 

なかなか内定が出ない、就職することの意味がわからなくなりつつあったり、なんとなく嫌気が差してきている方に、今日はお話したいな、と思います。

 

■就職活動は「山登り」ではなく「川下り」
昔、一緒にお仕事をさせていただいた就職関係の方がとてもいいことをおっしゃっていました。
いわく、「就職活動って、「山登り」じゃなくて、「川下り」なんだよね」と。


自分の希望する会社、業界、色々あると思うのですが、その「頂上」を目指して山を登るのだけど、登っている途中で道が無くなったり、頂上まで登りきったとしても「ここが頂点なのかな?」とわからなくなる。
まわりは霧が立ち込めているし、自分の登っている山の高さもわからない。
きっと、就職ってそんなイメージなんじゃないかなぁ、と思います。

 

でも、自分が登っている山の頂上は最後までわかることは無いのです。
結局、入社して、働いてみて、初めて「自分の登っている山」の全体像がようやくおぼろげに見えてくる。それが実態だと思います。

 

■「川下り」するということ
まぁ、それでも「就職活動」という中で自分なりの「頂上」を決めてそこを登っていく、それももちろん間違いではありません。
ただ、登り続けるのはとても疲れますし、登っても登ってもゴールが見えない、そんな事も多々あります。

 

だから、「川下り」という考え方にしたらどうか?というのが今日お話したいことです。

川を下るときに、ルートを決めても、激流に流されたり、岩にぶつかったりしてなかなか思ったとおりに進んだりしません。

でも、下っているうちに「こっちに行けば前に進む」とか「濁流はこうすれば乗り切れる」というのを段々覚えていき、やがて川下のゴールにたどり着きます。


就職活動も、目標に向けてただひたすら「登る」のではなく、いろんな会社、いろんな人、いろんな体験をしていく内に徐々に色々身についていき、やがてゴールにたどり着く、そういうものではないかと思います。

 

もちろん、舟を止めたところがゴールかどうかわかりません。
でも、そうなったらまた舟を漕ぎ出し、また下り始めればいいのです。

「社会に出て初めてやりたいことがわかった」
こんな人、一杯います。そこからまた下っていくのだっていいでしょう。

 

「もう絶対にココ!」と決めて就職活動をするのを否定しているわけではありません。
でも、もし就職活動の意味を見失いつつあったり、疲れてきたりしたら、少し発想を転換させて、「川下り」の考え方で気軽な気持ちで、色々な会社、業界、人などを見てみるとよいと思います。
きっと、どこかに一度舟を止める浅瀬が見つかるはずです。
イヤならまた漕ぎ出せばいいのですから!

 

では、また明日。