第二十六回 みんなの就職活動日記などの情報源について | ■就職活動塾 対等に戦うためのホンネの「良い就職活動」講座■

第二十六回 みんなの就職活動日記などの情報源について

■みんなの就職活動日記の利点
みんなの就職活動日記は、みなさんにとって良い情報源になっているなぁ、と思っています。
こういう所で情報が交換されて、このブログのテーマでもある「企業とフェアに、対等に戦う」ことが出来るようになるのはとても良いことで、私もよく見ています。

でも、結構ここにかかれていることで一喜一憂しているなぁ、とか、うーん、これはウソだなぁ、みたいな情報があってそれに惑わされているのを見ると気の毒になります。

今日は、そのあたりの「情報の取捨選択の仕方」のヒントを少し。

 

■みん就はどのくらい「正しい」?
みん就を見ている学生達の話を聞くと、一番参考にしているのはなんと言っても「選考の進度情報」。
「電話がありました!」とか「今日二次面接でした」みたいな書き込みに対して「私、まだ電話きてない・・・」とか「合格だったら××日までに連絡がくるって、僕の所には連絡がない・・・」みたいな情報が気になっていますよね。

 

しかし、実際はこのテの情報で一喜一憂してもあまり良いことはありません。
そんなに正確でもないですし。

 

是非、昔のエントリー「第十一回 志望企業を絞りすぎるワナ」をご覧いただきたいのですが、企業は選考対象の学生に優先順位をつけています。
企業から見ると、「キープ」の学生には連絡の優先順位を下げます。

 

だから、他の人に連絡があって、自分に無いからといって落ち込んでいても、何も得することはありません。

実際、「●●日までに合格者に連絡する」といっていても、企業側は割りといい加減です。
期日を過ぎてから連絡が来ることもありますし、裏で「繰上げ」みたいなことが行われていることもあります。

もちろん、実際に「落ちている」ことの方が多いのですが、結果が変わるわけではないので、みん就の情報をそんなに気にしても始まらないのです。

 

■みん就は企業の人事も見ているか?
「みん就は企業の人事も見ているの?」「悪く書くと、どこかで調べられて落とされんじゃ?」なんて質問もたまに聞きます。

 

前者に回答すると、意外に多くの企業が見ています。
やっぱり自社のウワサ、言われていることが気になるみたいで、ここを見ながら次の説明会の内容を考えたりすることもしばしばです。
マーケティング利用がほとんどですね。

 

で、後者の質問なのですが、これはハッキリと「NO」と言えます。
もちろん、自ら実名を出して率先して喧嘩を売れば話は別ですが、普通に悪いことが書かれていたとしても、あえてそれを調べてどうこうしよう、なんて企業はいません。
事実は事実で仕方がないですし。

 

同じような質問で、リクナビとか毎ナビとかの悪口を言うと、企業に裏から手を回されて落とされる、みたいな都市伝説を聞いたことがありますが、これも100%そんなことはありません。

 

■情報の取捨選択には気をつけて、自分をしっかり持つことが大事
インターネットはとても便利な情報収集の手段ですが、そこに載っている雑多な情報は宝石も石ころも混じっています。
そして、どこまで行っても真実は自分で確認するよりほか無いのです。

 

だから、どんな情報源だったとしても「参考」にするくらいの気持ちでいたほうが、無駄に心を痛めたり、頭を悩ませたりせずに済みます。
「自分自身」をしっかりと持って、情報の取捨選択できるようになるといいですね。

 

では、今日はこの辺で。