ご挨拶 & 第一回 「各種ナビに企業が載ってたり載ってなかったりするワケ」 | ■就職活動塾 対等に戦うためのホンネの「良い就職活動」講座■

ご挨拶 & 第一回 「各種ナビに企業が載ってたり載ってなかったりするワケ」

■ご挨拶

こんにちは、当ブログを今日開設しました、NAGAKと申します。
某メディアで就職関連を扱い、カウンセラーなどもしながら生活しています。
このブログでは、少しづつ就職活動のホンネ、そしてそこから学べることを明らかにしていきたいと思います。ここでの小さな発言で、みなさんがより良い就職活動を出来るようになればいいなぁ、と思ってます。
このブログでは、みなさんを一人の大人として扱ってフェアに話をしていきたいな、と思っていますので、時に厳しい言い方もしますが、よろしければおつきあいくださいね!

■第一回 各種ナビに企業が載ってたり載ってなかったり。なんで???


さて、第一回目はちょっと軽くて、基本的なんだけど、素朴なところから行きたいと思います。
みなさんもリクナビや毎ナビをはじめとして、様々な「ナビ」を使っていると思います。
でも、あるナビに載っている企業は別のナビには載っていなかったり、またはどのナビにも載ってないくて、自社のホームページでしか採用情報を掲載していないので結局GoogleやYahooで探さなければいけなかったり、そんな経験があると思います。

これってなんでだと思います??

●ナビは広告である

今まで意外に知らない学生さんが多くて少し驚いたのですが、それはどのナビも「広告商品」だからです。
企業の採用部門から広告費をもらって、掲載しているんです。だから、載ってたり載ってなかったりするって話です。
当然、人が一番多く集まるところが一番価値が高いので、リクナビが最も高い広告費になっています。最低でも、そうですね、年間で300万くらいは無いと話にならないでしょうか。それくらいの相場観。

マスコミとか、TV局とか、各種ナビに載っていなかったりしませんか?
その理由は、
1.競合であることが多い。リクナビを運営する株式会社リクルートも出版事業を営んでいるので、他のマスコミ・出版社と競合する。
2.自分で学生を集められる。メディアを持っているので、そこから自分たちだけで学生を集められるから、各種ナビに頼らなくても良い
という理由で載っていなかったりするんです。
ためしに、各ナビで出版やマスコミを検索してみてください。みなさんが知っているような企業は、あまり並んでなかったりします。

●広告は悪か?

こんな話をすると、「人を売り物にしやがって!」「人生の転機を商売道具にするなんて!」と憤る学生さんが少なくありません。
でも、本当に広告が悪でしょうか?

考えてみれば、人生の転機が商売になっていることなんていくらでもあります。結婚、離婚、転職、家を買う、などなど・・・。
何百万と言ったお金だって、CMとか雑誌記事とかに比べたら可愛いものです。
雑誌なんて、見開きカラーだと1週間でも数百万ですよ。

でも、そんなこともあまり関係なくて、大事なのは社会そして会社というのはそういうもので、様々な形で収益をあげている、ということです。
その収益の上げ方は様々ですが、たとえば各種ナビのように「情報提供」というものを企業から広告費をとる形で運営している、それで成り立っているということを認識することなんです。

●なぜこんな話をしたか。フェアにつきあい、流されないために。

なぜこの話を一番最初にしたかというと、「事実を見極めた上で、主体的に判断する」ということが就職活動ではとても大事だからです。
先の事実だって、広告と知って望むのとそうでないのとでは大きな差があります。
ただでさえ新卒の就職活動はアンフェア、企業の力が強いと言われます。
それに文句を言うのではなく、事実をきちんと把握し、自分で考えて流されないで判断していくことがフェアな関係をつくる第一歩になるのです。

広告である各ナビに文句を言っても何もはじまりません。世が世なら、個人がお金を払わなければナビが使えない状況だってあったかもしれません。企業が払ってくれてラッキー、くらいに思っておくのがよいのです。
その代わり、広告である前提をうけとめ、きちんと情報を取捨選択する意識をもちましょう。
広告ということは、「いっぱい表示されている」「大きく表示されている」会社が「良い会社」というわけではない、ということを指しています。
逆に埋もれている企業でも良い企業はいっぱいあります。そんな企業を自分なりに探して、自分とあうかどうかを見極めていくのが大事なポイントです。

この「会社の見極め方」は単純な話では無いので、実際のやり方や考え方については、少しづつこのブログで明らかにしていきたいと思います。

今日は「フェアなつきあいをするために、事実を把握し自分で判断する」ということが大事なんだ、というこを認識してもらえればバッチリです。

明日以降の話も、常識を覆すようなことを私が書くかもしれません、そのときには是非「事実の把握」と「主体的に判断する」ことを意識してみてください。きっと役に立つはずです。

では、今日はここまで。
明日は導入編の続きってことで「SPIって何?」というテーマでお話します。
他に、「コレが知りたい!」ってあったら、コメント残してくださいねー。