第十四回 面接のジョーシキ その1 | ■就職活動塾 対等に戦うためのホンネの「良い就職活動」講座■

第十四回 面接のジョーシキ その1

■面接での注意事項 part1
先日、某社の面接に参加させていただき、実際に選考活動をしましたが・・・。
ちょっと非道いぞ!?というケースが色々見られたので、ちょうどタイムリーな時期だし、お伝えしようと思います。
皆さんは、是非こんなつまらないところでチャンスを無駄にしないでくださいね。

 

■遅刻する
とにかく、何が何でも遅刻しないようにしましょう!
5分前、10分前行動、なんてよく言いますが、就職活動中は「30分前行動」が当たり前だと思いましょう。
電車が遅れたり、急にトイレに行きたくなったり、迷子になったり。
不慮の出来事で5分や10分はあっという間に使い切ってしまいます。

今日会った学生さんも大汗をかきながら「すみません、10分前には着くつもりだったのですが、バスが遅れて・・・」と入ってきました。
その学生さんは慌ててやってきたこともあって、面接もしどろもどろだし、やっぱり遅刻してきた学生さんの印象が良いはずがありません。

早くつきすぎたら、会社の中を観察したり、社員を見てみたり、会社情報を読み返したり、心を落ち着けるためにもやれることは一杯です。
最低30分前には会場に着いていることを心がけましょう。

でも、もし万一どうしても遅刻しそうだったら、必ず途中でも連絡をいれましょう。止むを得ない状況だってあるでしょう、連絡さえ入ってくれば面接する側も安心して待っていられます。
ということは、事前に必ず連絡先を控えてくる、ということです。
地図もプリントアウトしておきましょう。
迷子による遅刻は、本当に物凄く多いです。

 

■挨拶ができない
これも「何を馬鹿な」と思われるかもしれませんが、「おはようございます」「よろしくお願いします」「ありがとうございます」「失礼します」など本当に基本的な挨拶ができない学生さんが意外に多いです。

決して忘れているわけではありません。だって、頭は小さく何度も下げながら「あ、はい」って返事をして座ったりお茶を飲んだりするのですから、気持ち的には感謝の気持ちがあるんだと思います。
でも、席をすすめられても「あ・・・すみません・・」とか「あ・・・はい」と背中を丸めて会釈のような挨拶をする学生さんが意外に多いのです。
「すみません」って、なにも謝ることなどないのに、一言「ありがとうございます、失礼します」って言ってくれればいいのになぁ、なんて思います。

その割りに、面接担当者にお尻を見せないように部屋を退出したり、細かいところは何かのマナー本で学んできているらしく、余計にギャップが目立ちます。
そんなことはできなくても、気持ちよくきちんと挨拶できる学生のほうがよっぽど好感度高いのが現状。
明るくはっきりと、お礼や挨拶はするようにしましょう。

 

■会社の外に出たら油断
私はいつも面接が終わった学生を出口まで見送るのですが、見送った後、エレベーターホールに戻ると、窓越しにさっき面接した学生が歩いているのが見えました。
彼は路上禁煙区域でタバコを取り出し一服。そのまま足早に大通りを「赤信号」の時にスキを見て走ってわたっていきました。
私は部屋に戻ると、彼の評定表に「落」マークをつけました。

他にも、会社を出たらケータイで会社の悪口を言ったり、ゴミを路上に捨てたり、会社から一歩外にでた瞬間に公共性ゼロになる学生がいます。
どこで見られているかわかりません。気をつけましょう。

明日はpart2で面接の困ったちゃん事例を書きますね。
ではでは。